私は発売日こそ手に入らず見送りましたけど、当時遊んでくれていた先輩が遊びたいと言っていた「天下布武」の発売の頃には手に入れていました。そこから先、「LUNAR」が発売されるまでの長かったこと。延期、延期で相当待ちましたね、今となっては大した期間でもないのですけど、あの頃の期待は半端なかったですから。
でもね、動画内でも言及されておりますが、モヤモヤ感ってあったのですよ、公開されている他製品との圧倒的なスペックにおいて、「どうしてこうなのだろうか」と。
だって本体より早いCPU積んでて、メモリーも6Mbitあって、スプライト毎の回転拡大縮小機能も謳われていたんだよ。
いやね、楽しんではいたのです、感動してもいたのです。でもなんかさぁ、こうさぁ、驚きかなぁ、期待通りみたいな納得感かなぁ、そういうのに欠けていたのです。もっとやれる、やれるはずみたいな歯痒さ。
それはもちろんこちらの無知でありました、この動画を拝見しまして初めて知りました。設計上の様々な仕様による制限をあの手この手で乗り越えて、それこそ性能限界に近いモノをボクらは遊んでいたのです。何だかすごく腑に落ちました。素晴らしいお仕事に賞賛しかありません。何だか申し訳なくも思います。
今なら理解するよ、所詮はメガドライブの周辺機器なのだと、メガドライブの方が本体なのだと、本体以上の働きはできないのだと。
そんなわけで、今さらながらメガドライブ、及びメガCDがもっともっと好きになってしまったのでした。
ちなみに流石に所有していなかった「スーパー32X」は、メガドライブすらも周辺機器扱いする「本体はボク」みたいな作りだったそうですよ。そらまぁ、そうするしかないよねー。