この映像は初めて観ましたね。ここで描かれていた未来は達成できたものもあればできなかったものも、や、ネットワーク周りとかはほとんど形にならなかったと言ってもいいかもしれないですが、夢がありましたねぇ。
よく言われるセガの早すぎるモノの一つである Dreamcast ですけども、これでもまぁ、それまでのハードビジネス的な失敗を振り返って反省してバランスを取って展開していったイメージがありますね。モデムも早いって言われてましたけど、当時ボクらは Internet の世界に既に漕ぎ出していたので当たり前のように捉えましたし、これが標準搭載であったからこそ名作ファンタシースターオンラインが生まれたわけですよね。私もハマってやっていましたね、この時は既に常時接続環境も手に入れておりましたし。
でもまぁ、その後は歴史が語る通り。
ハードからの撤退を表明して各プラットフォーム向けにゲームを販売する会社となりました。それはそれで生き残るべくして行った決断であり、会社自体が無くなってゲームすらリリースできないみたいなことは避けられました。当時の大川会長がそうとう私財を投げ打ったなんて話も聞こえてきていましたね。
そう Dreamcast って発売日には買えなかったのですよ。グラフィックチップの開発が遅れた上に歩留まりも悪くて、予定出荷台数を大きく下回る数しか用意できなかったとか何とかで。実際私も予約時には当日に手に入る予定でしたが、手に入れたのは二週間後でした。それでも二週間だったのだからまぁ、いいか。これがあるので、スタートダッシュを決められていたらなぁ、なんて妄想がファンの中では生まれたりするわけですねぇ、広告とかの評判も良くて売れそうでしたものねぇ。
発売開始後もソフトの開発が地味に遅れたり、PS2の事前戦略にやられ出したり、何だかとっても不遇なハードだった印象が強いです。ハード的にも性能は良かったし、たくさんのいいゲームが発売されましたけど、セガの最後のハードってこともあり残るのはそういう印象になってしまうのかもしれませんね。
Dreamcast、好きだったなぁ。
アイキャッチは Dreamcase がなかったのでアジア版のメガドライブ ミニです。結局三種類とも買ったわ……。