この頃のCD-ROM界隈は本当に熱かったよね、この先に控えている次世代機ももちろんCD媒体であろうし、これからはこんなゲームが主流になるんだみたいな空気に包まれていた気がする。まぁ、任天堂は結局ROMカセットを選択するのだけど、64で。
マーケット的にはいろいろ難しかったみたい。日本にいると、「どうして国内に投入してくれないんだ」みたいに勝手に思っていたけれど、それは日米のマーケットの違いが関係していたんだねー、なるほど。
ソニック3のドタバタは当時でも少し話題になっていて、その後漏れ聞こえた話によると、バーチャレーシングで採用したVRチップの改良版を搭載する予定で待っていたのだけど、その開発に失敗してしまい販売時期を逃すわけにもいかないから急遽路線変更して半分だけ出したなんて、まことしやかに噂されていたりも。そのチップ、何に使うつもりだったのかちょっと興味あるなぁ。
この後、ビデオゲームは一気に3DCGへ傾いていき、時代を制したのはソニーだったのだけど、これもある種の賭けみたいなもので、その賭けを避けるためにもサターンの設計は2Dに3D機能を足したものになったのだと思うし、PSもそもそも3DCGのチップを作ってそれをスーパーファミコンへくっ付けて展開しようとしたものだから、それを引き剥がされて仕方なく一本で勝負みたいになったのかなぁと思ったりもする。マーケティングは最強でしたね。あ、PC-FXさん、お疲れっす。
「もしスーパー32Xがなかったら」、うん、うん、仕方ないよ……。
メガドライブ、いろいろと数奇な運命を悪戯にたどらされたハードだと思うけれど、だからこそ未だにこんなに愛されているのだろうなー。大好き!