この年ね、熱かったのですよ! 悲しいこともあったのですけど、それも含めて大変熱いシーズンでございました。世界中で、日本中で、ボクの中で!
前年の全日本250選手権のトップ3が揃ってWGPへ昇格し、合わせて前年のWGP 125からステップアップした選手もいるという、かつてない数の日本人選手が参戦して凌ぎを削りました。
そんな開幕前から日本的には大盛り上がりだったシーズンが、第一戦では原田哲也選手が初参戦初優勝、第二戦では青木宣篤選手が初優勝と最高の幕開けで、そのままの勢いよろしく原田選手が参戦一年目にしてタイトルを獲得してしまうという最高の幕引きとなったのでありました。ゴイスーゴイスー
要らない話をすると、当時第三戦の鈴鹿までは東アジアを回るサーカスでありヨーロッパ勢はあまり本気ではなく、地理的にも当然サーキットへの知識が深い日本勢が活躍することが多かったです。でも、このシーズンは凄い。もちろん第三戦の鈴鹿も原田選手が勝ちました。というか、その次のヘレスも勝ちました。
その裏で悲しい話もあって、第四戦ヘレスの予選中に若井伸行選手が亡くなりました。これもあって、また忘れられないシーズンとなっています。このヘレスでは、前述の原田選手以外にも125で参戦中だった坂田和人選手が初優勝を果たしています。これもまた泣ける……。
あれから二十七年あまり、久しぶりに見かけた動画が凄く懐かしくって、凄く嬉しくって、また見たくなると思ったので、おじさんはこうしてせっせとメモ投稿をするのです。